今、サイエンス（科学）がアツイ！！

柏市「柏の葉」地域は、大学、研究所、大学発の技術を生かしたベンチャー企業などが集結した、まさに科学の発信基地のような地域です。

この柏の葉を拠点として科学コミュニケーションで地域を活性化させようと活動しているのがKSEL（柏の葉サイエンスエデュケーションラボ)です。地域の特徴である科学の成果やその魅力を広く発信することにより、学生、研究者と住民、さらに住民同士の交流が進み、科学を語る、科学でつながる、科学で盛り上がる柏市の実現を目指しています。子供たちにも科学や自然に興味を持ってもらえるようなプログラムを毎年開催しています。例えば、2015年「セミの羽化を観察しよう～なぜ？を探す夏休み～」や、理科の修学旅行と称して「糞化石採取ツアーin野島崎」、2016年「“天からの手紙”を読み解こうin苗場」、2017年「海にかかる科学の架け橋～海と日本プロジェクト」、2017年あけぼの山農業公園に於いての「農×天文」などを開催してきました。その他誰でも参加できる、自然体験を通じて理科を学べるプログラムとして、自転車で街を走り起伏を感じながら地形の成因に思いを馳せる「ジオサイクリング」や、駅前に望遠鏡を設置して通りがかりの方々にのぞいていただく「天体観望会」なども行っています。

実際に自然に触れてみる体験をきっかけに自然科学を知る為のプログラムを数々企画しています。

プログラムに関してはKSELのwebページをご確認下さい。

手作り科学館Exedra（エクセドラ）について

そんなKSELの活動の一つとしてできたのが「手作り科学館Exedra」です。

古代ギリシャやローマでは哲学者や科学者が集い熱い議論を交わしていたExedra（エクセドラ）と呼ばれる空間があったそうです。そのような空間を作りたくて、模索した結果、空き家のアパートをなんと、自分たちでリフォームして手作りの科学館を作ってしまいました！　東大生って頭がいいだけじゃなくてたくましいんですね！（記者の感想です）

仕切りを取り払ったり、床板を張り替えたり、もちろん壁も。最後の床板がはまった時には、達成感と喜びでとっても感動したと羽村会長。

Exedra（エクセドラ）の様子をご紹介します。

テーブルを囲んで、子供たちが研究者と交流することで科学への興味と夢を育んでいけたらそれは素晴らしいことですね！

世代を超えて、若者と昭和時代の私たちが科学を語り合えたら、「アトムの時代が今まさに実現しようとしている」ということを知るかもしれません。それはとっても楽しい事だと思いませんか？

館内では自由に資料や本を見たりできる机やスペースが配置されています。コンセプトは「研究室の特別公開」だそうです。過ごし方は自由！OPEN時間内は大学院生のスタッフに質問したり議論したり、コミュニケーションをはかることができ、専門分野の楽しい話を聞くことが出来るかもしれません。

実際今Exedraを訪問する方の中にはスタッフとのコミュニケーションを楽しみにリピーターとして訪れている方も少なくありません。中にはアパートのDIYに興味を持って、そのお話に花が咲くこともあるそうです。

海の話、宇宙の話、恐竜の話、化石の話、草花の話、それらの存在と営みの中にある“不思議”の調査など「科学」は果てしなく広い世界です。

そんな世界の一端を覗いてみるのはいかがですか？

柏市のふるさと寄附金のお礼の品に提供していただいているのは、そんなExedraにいつでも遊びに行ける「年間パスポート」！　開館日には一日楽しんじゃおう！

手作り科学館【Ｅｘｅｄｒａ】

住所：　千葉県柏市末広町9-6　柏嶋屋荘102

開館日：毎週土曜・日曜　午前10時～午後5時（予告なく休館になることがあります、ご確認下さい）

ＪＲ柏駅西口より徒歩3分位

連 絡 先 　info@exedra.org　　

Exedra webページ