私はケーキが大好きです！　子供のころから大好きです。

もしケーキが食べられなかったら、人生の半分の楽しみを失ったくらい悲しい。たぶん。

でもそんな人がいます。アレルギーで食べられない人。そしてそういう人は時代とともに増えているとか・・・。食物アレルギーって最近よく聞きますよね。食品のアレルギー表示も厳しくなりました。

小麦・卵・乳製品のアレルギーの方に、特に子供さんに、おいしいケーキを届けたい。誰が食べてもおいしいケーキを作れたら、みんなが笑顔になる！　そんな思いからお菓子な工房・もえぎさんは、アレルギー対応ケーキを作るための専用工房を設置しています。

卵・小麦・乳の持ち込みを禁じた工房で一つ一つ手作りでおいしいケーキを作っています。

そして使われる原材料にもアレルギー物質が混入しないよう、メーカーから製品規格書を提出してもらうなどの細かいチェックも怠りません。

「お菓子な工房　もえぎ」さんには柏市のふるさと納税お礼の品として、アレルギーを持っている方もそうでない方も一緒に楽しめるケーキとパンを提供していただいています。

※　アレルギーと書きましたが、ケーキやお菓子によく使われる小麦・卵・乳に対するアレルギーを指しています。すべてのアレルギーに対応しているわけではありませんのでご承知ください。

お菓子な工房「もえぎ」

「もえぎ」の前身は鴨料理のお店「もえぎ」。

1900年代の終わりころ今の店主のお母さまが始めた和食のお店です。10年ほど後お店を閉めたのですが、お店で出していた赤えんどうと寒天を黒蜜で食べる「豆寒」が大好評で、ケイホクスーパーさんに置いてもらうことが決まったのがきっかけで、「もえぎ」さんのお菓子作りが始まったのだそうです。

店主の安達さんは会社勤めを辞め、6～7年前から本格的に「もえぎ」の運営に携わってこられました。

ご自身がアレルギーを持っていたこともあり、最近増えていアレルギー体質の子供にも、安心して食べられるお菓子を作ろうと思われたそうです。市販にも、ある程度出始めていたアレルギー物質を使わないケーキやクッキーなどを食べて研究したところ、やはり今一つ美味しくないと感じたそうです。その中で、美味しいと思った博多のお店を訪ねレシピや作り方を教わったそうです。そして材料や作り方に工夫を重ね、納得できる美味しいケーキが生まれました。

今では、ケーキ作りだけでなく障がい者就業支援として、お菓子のレシピを提供したりレクチャーしたりで忙しい日々を送っていらっしゃいます。

学童保育のおやつとしての提供や、行政からの依頼を受け講師として招かれることも増えてきました。

将来にどんな希望をお持ちですか？とお聞きすると、アレルギーの方用の商品を作っている業界を活性化させていきたいと仰いました。今でもそんな願いからアレルギーっ子パパの会、や親子カフェイルソーレ・ガオさんと共に活動されているそうです。みんなと一緒に美味しく食べられるものが増えるといいですね！

旅行会社とコラボしたり、大手製菓会社とコラボしたりできたらいいな～と、まだまだ夢は広がるようです。

ばぁば特製～米粉のパン～

小麦が食べられない方の代替え商品として米粉のパンが作られましたが、もちもちした食感やグルテンフリー食品としてのヘルシーさもあって、近頃ぐんぐん人気を伸ばしている米粉のパンです。

小麦粉を水で捏ねることで生成されるグルテンは、パンに粘りやコシを出すために使われていますが、食物アレルギーを引き起こすたんぱく質であることも知られてきました。お米にはグルテンが含まれていないので、パンを作ったら主食としても食べられる、と桂子さんは思ったそうです。

実際、腹持ちの良いと言われている米粉のパンは朝食の米飯の代わりに食べる方も増えています。

試作に試作を重ね、プレーンのほかにもレーズンや塩オリーブの米粉パンを作りました。

今、試作している米粉のパンがあるのですが、これはまだ公開できません（笑）内緒なんです。

返礼品では三種類の米粉パンが楽しめるセットになっています。ぜひぜひ、毎朝お楽しみください。