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ブラッド・ピット&デビッド・フィンチャー監督来日記者会見!
Q 赤ん坊から80歳のベンジャミンの生涯を演出する、また演じる上で、それぞれの年代で気をつけたことは何ですか?
フィンチャー監督
「内面と外観が違うキャラクターを描くのは難しいことです。
だけど幸いなことに、この作品に関してはブラッドと長い時間をかけて、ベンジャミンという人物について話し合うことができました。
その過程で、何歳だからこんな内面だろう、と、決めつけずに、楽しみながら作り上げることができたので、とてもよかったと思います」
ブラッド・ピット
「この映画は、ベンジャミンに関わらず、誰もが経験することを描いているんです。初恋、愛する人の死……どれも、みなさんと共有できるような普遍的なことなんです。だから、演じることは特に困難ではありませんでした。むしろ、人生のあらゆる段階を“訪ねる"ことができて、楽しかったです」
Q 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』には素敵なセリフがたくさんありますが、記憶に残っているセリフは何ですか?
ブラッド・ピット
「ベンジャミンが自分の娘への手紙で綴った、“物事をやり直すのに遅すぎることはない"という言葉です」
Q ベンジャミン・バトンを演じてみて、ブラッド・ピットさん自身にも大きな変化や出来事が起こりましたか?
ブラッド・ピット
「すでに子供が6人いるんです。これ以上に劇的なことなんて起こりようがないですよ!」(一同爆笑)
話題沸騰の来日、報道陣も大勢詰めかけた熱気あふれる会見でしたが、それ以上に熱かったのが、デビッド・フィンチャー監督とブラッド・ピットさんの映画への想い。
1995年公開の『セブン』で監督・主演のタッグを組んで以来、揺るぎなく続く2人の信頼が、清々しく伝わってくる会見でした!
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』の詳しい作品紹介は、引き続きCuteMoviesでお届けします! お楽しみに。
(*記者会見の質疑応答は要約・翻訳です)
photo&text こうだ真紀