5月15日(日)、夏を感じさせる陽射しの中、
「柏市民活動フェスタ2011―みつけよう心でつなぐ地域の和」が開催されました。
 
「柏市民活動フェスタ」は、柏市内の市民活動団体が、それぞれの取り組みを実演・紹介するイベントで、
今年で5年目の開催となります。

柏市民活動センターには、現在300以上の市民活動団体が登録されており、
市民活動フェスタに参加する団体も年々増えて、今年は90団体が集合。

柏駅東口ダブルデッキ・ハウディモール・柏神社・アミュゼ柏など各会場は、
多くの人たちで賑わっていました。

フェスタのパンフレットを見ると、
まちづくり・医療・芸術・環境保全・子どもの健全育成など、
実に様々な分野の活動団体があることがわかります。
 
また、今回のフェスタでは、東日本大震災の被災地を支援するために
募金箱が各会場に設置されたり、チャリティーフリーマーケットや、
チャリティーウォーキングなどが行われました。

柏神社では、「手づくりての市＆ジモトワカゾー野菜市」を開催（ストリート・ブレイカーズ主催）。
毎月１回のペースで行われている青空市で、
手作りの雑貨・陶器・焼き菓子や、柏の若手農家の方々による新鮮な野菜が販売されています。
人気商品はあっという間に売り切れてしまうとか。

そして、AM11:00からはJOBANアートラインプロジェクト柏実行委員会による「ライブペインティング30vs30」がスタート！

ハウディモールにキャンバスがずらりと並び、アーティストたちが思い思いに筆を走らせます。

東日本大震災によって、
ともすれば暗く沈みこんでしまいそうな日本人の心に花を咲かせること、
ひいては、日本の復興への願いが作品に託されているのかもしれません。
 
きっと、他のアーティストの方々も同じ気持ちなのでしょう。
 そのためか、観ている人に力を与えるようなエネルギッシュな作品や、
「生命」を感じさせる作品が多かったように思います。

また、「Morning Child」のジャズ演奏も、ライブペインティングを盛り上げました。
 
テナーサックス奏者の尾崎朝子(ともこ)さんは、
市立柏高校の吹奏楽部出身。「Morning Child」は、演奏を通じてベルマークを回収し、
学校の楽器や各種備品に交換して子どもたちの音楽活動を支援しています。
 
道行く人々は、軽快なジャズの音色と絵画の制作過程を一緒になって楽しんでいました。

今年の柏市民活動フェスタのテーマは「みつけよう心でつなぐ地域の和」。
 
年々フェスタに参加する団体が増えていることからもわかるように、
市民活動は広がりを見せています。
 
震災によって、改めて＜地域の絆＞というものが問われている現在、
関心のある分野の地域活動に参加することで、
新たな絆が生まれるきっかけになるのではないでしょうか。

＜参考サイト＞

●柏市民活動情報サイト「かしわん、ぽっ？」
http://kashiwanpo.genki365.net/
 
●柏 手づくり ての市・ジモトワカゾー野菜市
http://tenoichi-yasaiichi.com/