柏を探索! まちかどレポーター!
骨董品の世界をちょっぴりのぞいてみました。
2011/08/05
今回は4コマ漫画で描ききれなかったので、1ページ漫画にしてみました。
この写真が、その勲章の箱です。当時戦争に行った軍人さんは、これをうやうやしくいただいたんでしょうね。
ちなみにこの勲章のすぐ後ろにある、目立つカッパの絵ですが、「河童の芋銭」こと「小川芋銭(おがわうせん)」さんの作品だそうですよ。(知らない方のために簡単に。小川芋銭さんは、茨城県牛久市の牛久沼の近くで、河童の絵をたくさん描いた日本画家です)
写真は一枚ですが、本物は全部で三枚ありまして、ざるそばを食べるカッパの絵、そばつゆを持つ河童の絵、そしてざるそばの絵と、三連作ぽくなってます。すごくいい味出していて、ちょっと欲しくなりますね。
おじさんの話だと、芋銭はたくさん絵を描いて、農作業のお礼などに気軽に人にあげていたので、こうしてたくさん絵が残っているのだそうな。
ああ、なんだかここでも大量に描いてしまったがために価値が落ちてしまうもったいない現象が…。
(まあ安くなるんだから、それはそれでありがたいけど)
他にも、江戸時代の手鏡や刀の唾、薩摩藩の侍が参勤交代の時かぶっていた笠などが並んでいて、豆知識満載の面白い話をたくさん伺ったのですが、全部描くと大長編になってしまうのでここらへんにしておきます。
お話をして下さった臼田季良(うすだきよし)さん
お話を伺った店主さんのお写真を、掲載する許可をいただきました。柏近隣の骨董市やフリマなどの露店に時々出されているそうです。現物を見たいとか、私も話を聞いてみたという方は、ふらりとぞいてみてはいかがでしょうか?(直近は8/6布施弁天の骨董市にいらっしゃるそうです)
その節は楽しいお話をどうもありがとうございました。
4コマ漫画形式で、柏のいろいろなことをレポートしたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
<レポーター:ぱすた>
長年柏に在住し、柏をこよなく愛する漫画家です。
現在は、企業やお店などの情報を漫画にアレンジする「漫画広告」の企画・制作の仕事をしております。(
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