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柏を探索! まちかどレポーター!

「柏がフィールド」

ver.4 balloon 鈴木亮平

2011/10/04

「柏がフィールド」について

  「柏がフィールド」題して、柏を舞台にして活動する、人々を追います。
 何を柏でしているのか?なぜ柏でやっているのか?その人が語る柏の魅力とは何なのか?を聞き出す事にによって、読者の皆様に、柏には様々な活動をしている人々が集まっている街だと言う事を知って頂くとともに、柏の魅力を伝えれる事が出来ればと思います。

「柏がフィールド ver.4 balloon 鈴木亮平」

柏がフィールド、4回目は3回目に引き続いて、都市デザインを行っている、balloon代表、鈴木亮平さん。


balloonは、大学生が行っている街づくりのグループ。
市内では、北東部にある、柏ビレジで、『たなカー』という、移動販売車(時には移動図書館や移動集会所のようなもの)を作り、街の中に、地域の人々が集まる場所を作ると言う事を行っている。

balloonとは?

「一言で言うなら、balloonが目指しているのは、下から作りあげる『都市デザイン』です。
地域を一番理解しているのは住民で、地域を評価するのも住民です。そうあるべきです。そうであれば、地域の住民が自分たちで活動でき、自分たちで「都市デザイン」をできれば、それが理想のカタチです。
ただ、0から全てやるのは大変で、住んでいるからこそわからないことも多い。balloonはそれをサポートする組織でありたいと思っています。」


都市デザインとは、聞き慣れない方もいるかもしれないが、簡単に言うと、制度化の中で作られた機械的な街の"開発"に対して、景観や生活環境まで考えた街全体の空間を設計する事である。


「balloonは、『たなカー&ぷらっと』という提案をベースに、率先して活動していくことで、住民の人のニーズであったり、こうしたいという想いであったりを引き出し、住民の方々の活動を喚起させられれば、と考えています。
その中でballoonのような外の組織しかできないこともあり、それを継続していこうと思っています。」


地域の人々で作る都市デザイン。地域の問題を危惧している、地元の方はいても、それをアクションにつなげている人々は、あまりいないと言う。
balloonが手助けをする事によって、地域の活性化つなげたいというのがballoonの活動だ。
8月に行った『こどもたなカー』もその一環というわけだ。

地域にどうコミットするのか?

外の組織が地域に入ってきて、どのように地域とコミットしているのだろうか?

「とにかく実際に行って話すことが基本です。
そして、balloonとしては何かモノを見せることが大事だと思っています。
イベントもそうですし、冊子やパンフレットなど、見て触れて分かるものをまず提示することで、住民の人のそれに対する意見や反応をみて、コミュニケーションをとっている、といった感じです。」
と鈴木さんは語る。
実際8月の夏祭りの駄菓子屋たなカー製作も、子供だけではなく、親、地域の人々とよくコミュニケーションをとっている姿が見られた。
話す中で、反応があるのが、なによりもありがたいと言う。


8月の駄菓子屋は、なにか子供向けにできないかと言う事で始めたのだが、大人達も一緒に楽しんでくれたそうで、可能性を感じたそうだ。


「こどもが何かをやろうとすると、やはり全部は自分たちでできなくて、地域の大人の力が必要になります。大人も、こども達のためなら、といつもより積極的に動いてくれるのではないかと思います。
そうやって『たなカー』を介して、地域の人々が世代を超えて関わり始めると、まちは少し動き出すのではないでしょうか。」

これからのballoonの柏での取り組み

今後については、
「まずは『たなカー&ぷらっと』を柏ビレジの『都市デザイン』の1つのカタチとして、システムとして確立することです。時間はかかると思いますが、楽しい挑戦だと思います。
全く新しい挑戦ですし、その分最終的なアウトプットがどうなるか、balloonにもわからないのですが、楽しみです。
さらに大きく言えば、『urban design partner』という職業を確立することです。『都市デザイン』『まちづくり』で食べていける組織を確立したいです。」
と語る。


そのためにも、柏の人々と多くの関わりを持ちながら、関係を気づいて、それを強みに、活動を行って行きたいと言う事だ。
今後のballoonの活動と市民の関わり方に注目したい。

balloonの活動はこちらから↓
balloonホームページ
balloonのメンバーと参加した小学生達。真ん中が鈴木亮平さん
balloonのメンバーと参加した小学生達。真ん中が鈴木亮平さん

レポート:行政翔平(Shohei Yukimasa)
 
我孫子育ちの28歳。
日本を旅しやすい国にする『サス旅』を主宰。旅をテーマにしたイベントや地域の人々を活かしたツアーを企画・運営。

企画のお知らせ等はツイッターから
アカウント名
@izuppachi

 
 

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