ワンコイン♪ちょこっと手土産
昭和の香りぷんぷんの、成田山参道。
2ヶ月連続で先輩の家に押しかけました。楽しかった♪
先輩ったら、一緒に年越そうなんて、プロポーズされたかと思ってびっくりしたよ。ちがったけど。
バイト先のスーパーが店内改装のため仕事はお休み、今日から1週間、成田にあるおばあちゃんの家に行きます。
子供の頃は毎年夏休みのほとんどを過ごしていた成田の家は私の第二のふるさとなのですよ。
せっかくの成田だもん、参道を歩いて行こう! この通りは雰囲気も香りも、全部合わせて大好きな場所。
歩いていると、うなぎ屋さんの香ばしい匂いがふわぁ~~ん…
でも、私にとってうな重は超高級品。匂いだけで我慢我慢。
おばあちゃ~~~ん! 来たよ~~~~
「おぅおぅ、よく来たね、ちょっと見ないうちにおまえ、大人になったねぇ」
(つーか、けっこう前からもう大人だし)
おばあちゃん、はやくお茶やろうよ。ほら、おばあちゃんの好きな栗買ってきたよ!
テトラポットみたいな袋に入った焼き栗。
お手拭きをつけてくれるのも親切だよね。
老人にお茶を入れさせ、帽子をかぶったままこたつでぬくぬく待つ私。幸せだ~
子供の頃、栗が好きなおばあちゃんの家には、いつも戸棚に甘栗の赤い袋が入ってて、皮をむいてあげるとお小遣いをくれたんだよね。
でも、最近はむいてある甘栗が売ってるからそれを食べてるみたいだけど、「味気ない」って言ってた。
そこで私はおばあちゃんにこれを買ったんだ。「京やきぐり」。
私にとっての“都会”、津田沼のモリシアで見つけた京都の味なのだ。
口をパックリ大きく開けて、私に「食べて食べて!」って言ってるみたいで、もう無視できないの。500円程度で買えるっていうのも魅力。即買いしちゃったわけです。
「まあなんと可愛らしい栗だね、笑ってるみたいだ。お茶入れるから待ってな」
「ほれ、お茶とコーヒー牛乳いれたよ。どっちがいい?」
おばあちゃんの作るコーヒー牛乳は、鍋で沸かした牛乳に砂糖とインスタントコーヒーを入れたもの。いつも表面の膜をすくってから飲むのです。
ほっくりと自然な甘みの栗と、コーヒー牛乳、超合う~~~♪
お茶もいいけど、私はこっちの方がいいな。
「おまえもそろそろいい人できてもいい歳じゃないかい?」
うーん、そういうのはいないなぁ。茶飲み友達はできたけどさ。
「そんな若いうちから茶飲み友達作ってどうすんの」
だって、ホントに茶飲み友達なんだもん。
その人ね、なんだかおじいちゃんみたいなんだよ。
なんていうか、俗人的じゃないっていうかさ。
私の事、女として見てないみたいだしさ。
「そりゃ、おまえが女っぽくないからだよ」
まあ、そうね、そうだよねー
「栗、ごちそうさんね」
二人で栗をたいらげ、夕飯までの間、猫とゴロゴロ…
幸せ~、一生こうしていたい~~
京都焼きぐりの比沙家
栗のマークが可愛い、小さなお店です。
ひとつひとつ手で選別された、粒ぞろいの栗たち。
ショーウィンドーの栗を、その場で袋に入れてくれる。
モリシアB1階にこじんまりとたたずむ「比沙家」。
ショーウィンドーあるのはこの焼きぐりだけ、というのが何ともシンプル!
ひとりでまったり(130g) 525円
ふたりでいっしょに(300g) 1,050円
家族もみんなで(650g) 2,100円
お世話になったあの人へ(1kg) 3,150円
というように、欲しい量を買うことができます。
ちなみに「ひとりでまったり 525円」だと、栗が6~7個くらい。
ちょっと少ないような気がするというあなた。もしや甘栗をイメージしていませんか?
大きさも味も、甘栗とは別物です。
甘栗の2倍近い大きさです。
味は、甘栗というよりも、「焼きいも」に近いかも。
甘味料などは一切使っておらず、自然の甘みだけなので、やさしく、そして懐かしい味がします。
お茶にも、コーヒーにも合う、素敵な手土産です。