九十九屋さんたの妖怪古今録
前回の質問
「一目連はみなさんの聞いている言葉に残っているのですが、それは何か」
答えは「一目散」です。
今はただ、あわてて逃げるという意味に使われていますが、もともとは「一目散に逃げる」は、台風や嵐などがきたときに、まっしぐらに逃げる様からきているのです。
妖怪が関わってくる言葉はいくつかあります。
よく聞く所では、鬼。「鬼の霍乱」、「鬼の目にも涙」、「鬼コーチ」など使われます。自分のよく思うのは「知らぬ仏より馴染の鬼」。これはあまり聞かない言葉だと思いますが、よく知らない仏さまより気心の知れた鬼の方がましという意味です。
そして、よく聞くのは「天狗になる」。
増長して鼻高々になってしまう様子で、まさにあの天狗のお面の鼻が高くなっていることからわかりますね。
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