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柏を探索! まちかどレポーター!

うつわ萬器

暮らしに彩りを添える身近なアートに出会えるお店

2012/08/09

柏駅西口から徒歩5分、あけぼの4丁目に、素敵な器の専門店「うつわ萬器」があります。
1994年にオープンしてから18年。
オーナーの久保田眞弓さんが、
全国各地を回って集めたオリジナルの器やカトラリーなどが展示販売されています。
久保田さんは、元々、食べることが好きで、「食事」を大切にするうちに、
器にも興味を持つようになったそうです。

「作品を選ぶ際、重視しているのは、まず『機能性』です。
デザインだけだと、使い勝手が良くないとか、品質の善し悪しもありますからね。
機能的で自己主張せず、
それでいて、色々な要素を含んだものを選んでいます」

と久保田さん。

使い込んでいくうちに、「自分の器だな」と思えるものとの出会いを
提案していきたいと語ってくださいました。

現在、「うつわ萬器」では、
「私らしい夏の食卓展」を開催しています。
(8月1日~29日)
涼やかなガラスの器に、あたたかみのある木のお皿やカトラリー、
和食・洋食のどちらにも合いそうな陶器などが並んでいます。

作品を眺めていると、「何を入れたら合うかな」と想像が膨らみます。
「量産品ではないものを、生活の中に取り入れると、『ものを見る目』がつくようになります。
自分が暮らしている環境に、何を入れるか、見極めがきいてくるのです。
それは、器が身近なアートだからかもしれません」

久保田さんからお話を伺っていると
器は、日々の暮らしに彩りを添えるものだということに、改めて気付かされます。
また、「うつわ萬器」の2階には、「ギャラリーカフェ風姿」が併設されており、
作家たちの器を実際に使って、料理を提供しています。
カフェ風姿では、8月15日(水)まで、谷由起子さんの『ラオスの手仕事展』が開催されています。

谷さんは、ラオスの少数民族の手仕事に惹かれ、
ラオスに移住し、現地の人々と一緒に布づくりをされている方です。

綿花や藍を栽培し、蚕を育てて糸を紡ぐところから布づくりは始まります。
地道な手仕事から生まれた風呂敷・豆敷(コースター)・衣類・ストールなどからは、
素朴で力強いラオスの布の魅力が伝わってきます。
特に、刺繍がほどこされたコースターは見ているだけでも楽しくなります。

動物・幾何学模様などが刺繍されているのですが、
手作りのため、一枚一枚絵柄が異なり、
手に取ると、まるで絵本を眺めているような気持ちになります。
「うつわ萬器」には、オープン当初から通ってこられるお客さんも多く、
私が取材で訪れた日も、次々と常連の方々が来店していました。

また、地元のみならず、都内や遠方から来られる方も多いそうです。

「18年間続けてこられたのも、お客様に守っていただいたからです。
私一人がやりたいと言ってもできることではありません。
需要があって、認めていただいて、共感しあって、
初めて商売として成り立つわけですから。
今後も、様々な魅力ある企画を考え、
暮らしにゆとりや潤いを与えるものとの出会いを提案していきたいと思っています」

と久保田さんは、笑顔で語ってくださました。

選りすぐりの器が揃う「うつわ萬器」で
暮らしに彩りを添える身近なアートに触れてみてはいかがでしょうか。
うつわ萬器

【住所】 〒277-0841 千葉県柏市あけぼの4-6-1栗山ビル
【アクセス】 柏駅西口から徒歩5分
【TEL / FAX】 04(7147)8200
【HP】 http://www.utuwa-banki.com/
【営業時間】 10:00~19:00
【定休日】 原則 日曜日

(ただし個展やイベント開催にともない、不定休となる場合もあります。)

<開催中のイベント> ※会期中は無休です
☆ うつわ萬器:『私らしい夏の食卓展』 8/1(水)~29(水)
☆ カフェ風姿:『ラオスの手仕事』 8/1(水)~15(水)

プロフィール:柏木じゅん子

柏に15年以上在住しているライターです。
今まで、柏市内の商店街や市役所関連の記事を書く中で、
柏の素敵なお店や人たちに出会ってきました。
「まいぷれ柏」でも、柏の魅力をお伝えしていきたいと思います。

ブログ
http://ameblo.jp/oak-archives/