アーユーボーワン
今日は少し長くなりますが、どうしても多くの方に知っていただきたい「探し人」のお話を書かせてください。当店アーユーボーワンのオーナーであるスリランカ出身のランデマがボランティア活動とレストランを開業したきっかけのお話し。
東日本大震災の夕方、千葉県幕張で出会った帰宅難民で途方にくれる親子のお話しです。
2011年3月11日の夕方、千葉・幕張周辺は地面の液状化がひどく、近くは海で津波の心配もあり、停電で信号も自販機も止まった非常事態でした。
そのとき、帰宅できずに不安そうにしている、小さなお子さん連れの親子を見かけました。声をかけると千葉県稲毛市方面へ帰りたいとのことで、少しでも力になれればと、車でご自宅付近までお送りしました。そのお母さまが、今回探している「上野様」です。
日本語で読めなかったお手紙と「Bohoma Sthuthi」
後日、その上野様から千葉県稲毛市のご住所で、お礼のお手紙をいただきました。ところが当時の私は日本語が読めず、手紙の内容は理解できませんでした。
それでも最後の一文だけ、母国語のシンハラ語で書かれていました。そこには「Bohoma Sthuthi(どうもありがとう)」とあり、その言葉だけははっきりと読むことができました。
震災の混乱の中で出会った親子から届いた「母国語のどうもありがとう」。あの日の不安そうな表情とともに、その一文は深く胸に刻まれ、今でも忘れられません。
妻が読んでくれた手紙の内容と、渡せなかったお返事
震災からおよそ1年後、現在の妻と出会いました。日本語で書かれたその手紙を見せて「内容を読んでほしい」とお願いしたところ、初めて上野様が丁寧な言葉で感謝の気持ちを書いてくださっていたことを知りました。
手紙を読み終えた妻が言ってくれたのは、「こんなに素敵なお手紙をいただいたんだから、今度はこちらからも『ありがとう』を伝えよう」という言葉でした。
私たちは一緒にお礼の気持ちを込めた手紙を書き、千葉県稲毛市の当時のご住所あてに送りました。しかし、すでに1年の月日がたっていたこともあり、上野様はお引越しされていて、手紙は差出人不明で戻ってきてしまいました。
一通の手紙が、15年のボランティアとレストラン開業につながった
東日本大震災の3日後、私はスリランカでの経験やご縁を生かし、仲間とともにスリランカボランティア団体を立ち上げました。そこから15年間、スリランカと日本をつなぐボランティア活動を続けています。
震災の混乱の中で出会った親子、不安そうな顔、お礼の手紙、そして「Bohoma Sthuthi』の一言。これらが、私の中で「誰かのために動くこと」を続ける大きな支えになりました。
その延長線上には、ボランティアで出会った仲間、各地でお会いした被災者の方々との再会を願い脱サラし柏でレストラン「アーユーボーワン」の開業をしました。スリランカと日本のご縁、ボランティアで出会った方々からの学び、そして「あの日」の手紙が、今の私たちの店づくりの原点になっています。
上野様へ。こちらこそ「どうもありがとう」を伝えたい
あのとき幕張でお会いした、千葉県稲毛市にお住まいだった上野様へ。
もしこの文章が届くことがあれば、まず一番にお伝えしたいのは「あの日は、こちらこそ本当にありがとう」という気持ちです。
あのときのお手紙があったから、震災直後の不安な中でも「自分にできることを続けよう」と思えました。ボランティアを続けることができたのも、柏でレストランを開く決意ができたのも、あの「Bohoma Sthuthi」の一文に背中を押してもらったからです。
もしご無理のない範囲で、上野様ご本人、またはご家族・ご友人の方がこの記事をご覧になって「心当たりがあるかもしれない」と感じてくださったら、ぜひ一度ご連絡をいただけたら嬉しいです。
※個人情報保護の観点から、具体的なご連絡方法や詳細は、インスタDMからお願いします
再会の形はどんな形でも構いません。メールやお手紙で近況をお伝えできるだけでも十分うれしいです。
ただ、もし叶うなら…柏のレストラン「アーユーボーワン」にお越しいただき、スリランカの家庭料理を囲みながら、あの日から今日までのお話をゆっくりさせていただけたら幸いです。
「あのとき、車に乗せてもらったかもしれない」「千葉県稲毛市在住で、震災当日に子どもを連れて幕張から帰宅した記憶がある」「家族や友人に、そんな話をしていた人がいる」など、少しでも心当たりのある方がいらしたら、この話を共有していただけませんか。
拡散・メディアの皆さまへのお願い
このニュースは、一人の「探し人」の記事であると同時に、東日本大震災から始まったご縁と、そこから続いてきたボランティア、そして今のレストランの物語でもあります。
もしこの記事に心をとめてくださった方がいらっしゃいましたら、SNSなどでのシェアや、お知り合いへの口コミでの拡散にご協力いただけたら、とても心強いです。
また、メディア関係の皆さまの目にも留まりましたら、取材や情報の呼びかけなど、可能な形でご協力いただけますと大変ありがたく存じます。
あの日の「Bohoma Sthuthi どうもありがとう」に、15年越しに「こちらこそ、どうもありがとう」とお返しができますように。そして、この小さな物語が、どこかで誰かのあたたかい記憶をつないでくれたらうれしいです。
※震災当日、お車でお送りした親子は複数おります。今回はその中の『上野様』をさがしております
【アーユーボーワン】
住所:〒277-0011 千葉県柏市東上町2-24 ライオンビル1階・屋上
定休日:火曜日(祝日は通常営業)
#拡散求む#探し人#ボランティア#sns#メディア
ランチL.O.14:30/ディナーL.O.22:30
| 名称 | アーユーボーワン |
|---|---|
| フリガナ | アーユーボーワン |
| 住所 | 277-0011 柏市東上町2-24 ライオンビル1階 |
| アクセス | JR柏駅東口より徒歩7分 |
| 電話番号 | 04-7186-6587 |
| 営業時間 |
ランチL.O.14:30/ディナーL.O.22:30 |
| 禁煙・喫煙 | 受動喫煙対策による禁煙・喫煙についての最新情報は、店舗にお問い合わせください。 |
| 電子マネー・その他 | PayPay |
| 駐車場 | なし |
| 開業日 | 2014年01月05日 |
| ホームページ | https://www.ayubowan.jp/ |
| Instagramアカウント | https://www.instagram.com/a_yu_bowan/ |
| LINEアカウント | https://lin.ee/i7oWKlT |
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