ふるさと納税で日本を元気に!~柏市~
千葉県が誇る匠の技が柏市にあります!鍛冶師が心を込めて造った包丁の切れ味を実感してください。
下総国光月作牛刀
白紙1号という鋼を用いて造られた牛刀(洋包丁)です。
※2017/11/30経済産業省発表の「伝統工芸品」にこの牛刀を含む千葉県工匠具が指定されました。
刃をあてるとすぅーっと切れます!
トマトがきれいに切れるって料理する人にはすごく嬉しいことなんです!
気持ちよく切れるのであれもこれもと
切りたくなります!
ネギの小口切りもあっという間に!
切れ味抜群です! 適度な重みもいい感じです。包丁の重みで切っている感じです。余計な力は要りません。
ホームセンターや量販店などで安い包丁が手に入る時代です。安いから、切れなくなったら捨てればいいと思う人もいるかもしれません。でも道具ってそうでしょうか?使い慣れた、手に合った、そんな道具を大事に使い込むほうが作業も楽になるし上達もするような気がします。実際プロの料理人は包丁には気を遣うし、大事にします。気に入った道具をそばに置くことは心も豊かになります。その道具と共に美味しい料理を作ることが楽しくてたまらなくなると思います。どうか、そんな包丁に巡り合ってくださいね。
包丁やその他刃物は「鋼」から作られます。鋼には白紙、黄紙、青紙、銀紙などといった種類があります。
下総国光月作牛刀は中でも高級包丁に使われる「白紙」の無垢材を使用しています。
白紙は合金成分が含まれていないため扱いが難しいとされ、鍛冶職人の熟練と技量が、仕上がりの優劣を決めると言われています。
第二次世界大戦が終結し、戦後の復興が進むと同時に日本でも洋食文化が浸透していくと、牛刀等の洋包丁への需要が急速に拡大、関東での牛刀造りが隆盛を迎えます。
この関東における牛刀造りの隆盛期、圏内には正次(当社・関守永師)、正金、正宗、村定などおよそ20件近くの腕の立つ牛刀専門鍛冶が名を並べました。
洋包丁は、日本古来より使用されてきた地金と鋼を着鋼する和包丁の製法と違い、どちらかというと日本刀と同じく、まるはがね(全鋼)方式で造られています。関東においては江戸に幕府があったこともあり、腕の良い刃物鍛冶職人がそろっていたため、洋包丁を総手造り(総火造り)する技術が徐々に鍛冶職人たちの間に伝播していき良質な洋包丁が造られるようにいきました。
その後、地方で牛刀の工場による大量生産、改良が進み、その使いやすさ、手軽さから一般にも牛刀が浸透し始め、その需要が増える一方、大量生産には向かず、どちらかというと玄人受けしかしない、手造りの関東牛刀の需要は急速に減退していき、都市部にいた鍛冶屋も激減していくのです。
当社で、親方として製造責任者兼技術指導に従事していただいている関守永師は、隆盛期に腕を誇った鍛冶屋の一人であり、柏市増尾で長年、関ナイフ製作所を営み、牛刀をはじめとする洋包丁や、ナイフなどの制作に携わってきた人物です。
このような歴史を経て改良に改良を重ねられた牛刀は今、一般の家庭でも主流として使われていますが、今や牛刀の主要産地が関東にあったこと、そのブランドは他の追随を許さなかった事を知っているのは業界でも古くから居る一部の人達だけのようです。(一部抜粋:五香刃物HP)
まだ、工程の途中。磨かれる前でも光を放っていますね。これから柄が付けられます。
コミの形や穴の位置が微妙に違う総手造り牛刀に対応できる体制を持つ柄屋は無くなったために、当社では、自社製品の柄付け作業を兼業しており、洋包丁鍛冶には稀な全行程一貫生産をとれるような体制になっております。
左:代表取締役 八間川(やまかわ)憲彦氏
中央:製造責任者 八間川(やまかわ)義人氏
右:職人見習い 芦谷さん
包丁だけでなく、あらゆる種類のハサミ、
鎌なども展示しております。
弊社がここ柏市藤ヶ谷に移転してから早20年以上たちました。
地元でのイベント出店や、地域の方々の研ぎ直し等メンテナンス、そして、伝統工芸品の指定を受けたことに寄って業界紙や地域のマスメディアへの露出が増えたこで、業者の方や、「本当に良い刃物を探している」、「商品を観てみたい」など口コミでご来社される一般のお客様が多くなりましたが、製造卸業である弊社は、店舗など持っておらず、せっかくご来社いただいても、商品を並べている訳でもないので、なかなか対応しきれませんでした。
そこで、弊社が満を期して手造り刃物を中心に高品質の刃物またそれに関係する良質な道具を一堂に並べた常設の手造り刃物展示場を敷地内に併設いたしました。
小さい展示場ですが、並べてある刃物はどこの刃物専門店に並べても恥ずかしくない商品ばかりと自負しております。展示場なので、原則販売は致しておりませんが、来ていただいたお客様、お問い合わせのあった方には在庫の中から、お譲りすることも可能です。(出典:五香刃物HP)
職人気質で気難しい方かと緊張して伺いましたが、とっても気さくにお話しくださいました。
胸の中には日本の伝統工芸である鍛冶屋の将来を思う熱い思いを抱いた方でした。
日本の鍛冶屋の技術はすごいんだよ! それを今はね、外国人のほうがよく知ってる。日本に来て本当に良い包丁に巡り合い、それを自国に持ち帰り人に見せるから外国から注文が来るんだよ。この世界に認められた技術を残さなくてはいけないんだよ。継承者を育てなくちゃならない!
そう熱く語られる言葉を聞いて、様々な伝統工芸と呼ばれる日本の技が同じような瀬戸際に立たされているのではないかと思いました。日本人は器用だし、勤勉で親切、そんな誇らしい気質さえ薄れて行ってしまうのではないかと不安になります。
物事がスピードを上げて過ぎていく時代、丁寧に手間と時間をかけて作られる本物の良さを、私たちは知るべきだと取材を通して改めて考えさせられました。
※どのお品も一本一本手作りの為、寄附入金確認後3か月のお時間を頂戴いたします。ご了承ください。
【ご使用上の注意点・お手入れ方法】
・使用後はよく洗い、食材の汚れや油分を落として下さい。洗った後はタオル等で水を拭き取ってよく乾燥させて頂くと錆びずにより長く使えます。水気が残っていると錆の原因になります。
・牛刀の場合は無垢の鋼を使用している為、シミが出ます。シミに関しては使用上問題ありませんが、上記の事を守って錆にならないようにご注意ください。
・また長期に保存する場合は、刃物用油もしくは油紙(お届けする際に使用している包装紙)、新聞紙等で包んで保管して下さい。
・刃こぼれを防ぐため、冷凍状態の食材や硬い食材のご使用はお避け下さい。
【提供:株式会社五香刃物製作所】
千葉県柏市藤ヶ谷369-10
TEL. 04-7193-0271
FAX. 04-7193-0272
【柏市ふるさと納税に関するお問い合わせ先】
柏市ふるさと寄附金事務局
TEL. 050-3786-7557
FAX. 050-3488-0889
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。